平成23年6月より実施した米粉無償配布実験のアンケート調査結果を下記の通りまとめました。
配布した米粉の原料となったお米は平成22年産のヒノヒカリという品種で大口町内で生産されたものです。
製粉したお米は粉の大きさを変えて粒子の細かいものと粗いものを用意しました。
1.取り組んだ料理について
昨今の米粉パンブームの影響もあり、パン・ケーキ類での利用が最も多く、そのほとんどがパンとシフォンケーキでした。
次いで多かったのが和菓子類でほとんどが団子としての利用です。これは昔から団子の材料として米粉が利用されてきた
経緯もあって多く取り組まれたものと思われます。
三番目に多かったものが焼き物類で、お好み焼き、チヂミ、クレープがほぼ同数となっていました。
このほか、洋菓子類のスコーンやクッキー、揚げ物の天ぷらや唐揚げでも利用されており、
米粉を配布する際に一緒に渡した参考レシピ以外にもインターネット等でレシピを探して様々な料理にチャレンジされたようです。
種類
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割合
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パン・ケーキ類
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32.2%
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和菓子類
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25.0%
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焼き物
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19.6%
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洋菓子類(その他)
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10.7%
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揚げ物
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8.9%
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カレー・シチュー類
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1.8%
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麺類
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1.8%
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2.使用した感想について
概ね好評を得ており、パンやシフォンケーキで利用した方は小麦粉に比べてしっとり、
モチモチ、フワフワで美味しいという意見が多く、から揚げや天ぷら等の揚げ物で利用した方は、
カリッと揚がって美味しいというものが多かったです。
また、お子さんを始め家族から好評だったとのご意見もいただきました。
一部、粉と料理の相性が悪かっために良い評価をいただくことができなかったものもありました。
3.今後の米粉利用について
前述の感想の内容が概ね好評な意見であったように、今後も利用してみたいという意見が多数を占めていました。
一部、利用したくないという回答もありましたが、これは、粉と料理の相性が悪かったためであり、別の粉(細かい粉)を
試してみてから判断したいということでした。
今後も利用してみたい主な理由としては、「身近な大口町産であるので安心して利用できる」、「小麦粉よりヘルシー」、
「お米なので日本人に合う食材」というものでした。
作成日 2012年2月8日