白山古墳群・仁所野遺跡

白山古墳群・仁所野遺跡

白山古墳群の写真

白山ふれあいの森のなかに点在。発掘調査から約2000年前にはこの地一帯が、神聖な地域であったと確認されている。

昭和50年代に範囲確認のための調査が行われ、当初、古墳と思われていたものの中に、マウンドを残した弥生時代の方形周溝墓

が含まれていることがわかり、弥生時代から古墳時代までの間、墓地として神聖視されていたのではないかと思われる。

自然堤防の段丘上に位置することからしても、そのように考えてよいのではなかろうか。よって、当初、白山神社の境内地に古墳群があったので「白山古墳群」と称していたが、時代が複合した遺跡ということで小字名を取って「仁所野遺跡」と呼ぶようになった。

 

この北側に広がる集落である余野という地区には、昔の小字ごとに遺跡があったと考えられ、一部の研究者はこれらを総称して

「余野遺跡」と呼ぶものもあるが、本町教育委員会では「余野遺跡」という名称は使っていない。

しかし、余野地区の集落の代々の長がこの少し高い位置にあるこの場所を神聖視して墓地としたと考える学者が多い。

住所 愛知県丹羽郡大口町下小口一丁目155

 

 


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生涯教育部 歴史民俗資料館
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作成日 2010年4月5日