裁断橋

裁断橋

擬宝珠に刻まれた金助の母の銘文は、日本女性三名文に一つにあげられます。

本来、裁断橋は名古屋の熱田にあった精進川にかかる橋でしたが、現在は橋はおろか

精進川自体も埋め立てられ、現状は記念碑が建っています。

大口町ではそれを惜しみ、公園整備する中で、大口町の中心を流れる五条川に

裁断橋を復原したのでした。江戸時代に書かれた『尾張名所図会』を基に設計がされ、

さらに現在名古屋市の指定文化財になっている擬宝珠4本を許可を得て精密に復原し

公園に設置をしたのでした。4本のうちの一つが金助の母によるカナ文字での文で、

他の3本は近郷の僧によるといわれている漢文体にて書かれています。

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※堀尾史蹟顕彰会は、昭和33年から活動を始め、地域の人々とともに堀尾吉晴公や金助とその母の「裁断橋物語」(母子の愛情の物語)を顕彰しています。毎年、4月の第一日曜日には、「金助桜まつり」、他にも、母の日記念講演会、吉晴公のご縁で島根県松江市での堀尾祭に毎年参列しています。こうした地道な活動が、松江市の皆さんとの民間交流につながり、松江市からも多くの方が大口町を訪問してくださるようになりました。saidanbashi

 

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生涯教育部 歴史民俗資料館
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作成日 2011年3月12日