帯状疱疹とは
帯状疱疹は、水ぶくれを伴う赤い発疹が体の左右どちらかに、帯状に出る皮膚の疾患です。強い痛みを伴うことが多く、3〜4週間ほど続きます。皮膚症状が治った後も、帯状疱疹後神経痛(PHN)と呼ばれる長期間にわたる痛みが続くことがあります。
帯状疱疹ワクチンについて
帯状疱疹ワクチンは、帯状疱疹および帯状疱疹後神経痛の発症を予防する目的で接種をします。
帯状疱疹ワクチンは現在2種類あり、効果や接種回数などに違いがあります。
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乾燥弱毒生水痘ワクチン
「ビケン」(生ワクチン)
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乾燥組換え帯状疱疹ワクチン
「シングリックス」(不活化ワクチン)
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接種回数
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1回 |
2回(1回目の接種後、2か月から6か月の間隔で2回目を接種)
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接種方法 |
皮下注射
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筋肉内注射
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予防効果 |
接種後1年時点(6割程度の予防効果)
接種後5年時点(4割程度の予防効果)
接種後10年時点( ー )
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接種後1年時点(9割以上の予防効果)
接種後5年時点(9割程度の予防効果)
接種後10年時点(7割程度の予防効果)
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合併症
予防効果
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(帯状疱疹後神経痛に対するワクチンの効果)
接種後3年時点で6割程度
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(帯状疱疹後神経痛に対するワクチンの効果)
接種後3年時点で9割以上
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接種後の副反応 |
接種後に注射部位の発赤、かゆみ、熱感、腫れ、痛み、しこりや発疹、倦怠感が生じることがある。
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接種後に注射部位の痛みや発赤、腫れが生じる可能性は高く、筋肉痛、疲労、頭痛が生じる場合もあるが、多くは1〜3日程度で消失する。
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接種費用 |
全額自費で接種した場合、7,000円〜10,000円程度かかります。
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全額自費で接種した場合、1回につき20,000円〜25,000円程度かかります。
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(接種不適当者:予防接種を受けることが適当でない方)
・明らかな発熱のある方(一般的に37.5度以上の場合】
・重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな方
・本剤の成分によって、アナフィラキシーを呈したことがあることが明らかな方
・その他、予防接種を行うことが不適当な状態にある方
・(乾燥弱毒生水痘ワクチンに限り)他の生ワクチン接種前後、4週間以上の間隔が空いていない方
・(乾燥弱毒生水痘ワクチンに限り)明らかに免疫機能に異常のある疾患を有する方、および免疫抑制をきたす治療を受けている方、妊娠していることが明らかな方
(接種要注意者:接種の判断を行うに際し、注意を要する方)
・心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患、発育障害等の基礎疾患を有する方
・予防接種で接種後2日以内に発熱のみられた方、および全身性発疹等のアレルギーを疑う症状を呈したことがある方
・過去にけいれんの既往のある方
・過去に免疫不全の診断がされている方、および近親者に先天性免疫不全症の方がいる方
・本剤の成分に対してアレルギーを呈するおそれのある方
・(不活化ワクチン接種の場合)血小板減少症や凝固障害を有する方、抗凝固療法を施行している方
帯状疱疹ワクチン(定期接種)について (令和7年4月1日より定期接種となりました)
【対象者(定期接種)】
1.令和7年度に65・70・75・80・85・90・95・100歳の者、100歳以上の者
2.60歳以上65歳未満の者で、ヒト免疫不全ウイルスにより免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障害を有する者
【接種期間】
令和7年4月1日〜令和8年3月31日
【接種費用(自己負担金)】
いずれか一方のワクチンを選んで接種してください。
乾燥弱毒生水痘ワクチン(生ワクチン) 2,500円
乾燥組み換え帯状疱疹ワクチン(不活化ワクチン)1回につき6,500円(合計2回接種)
【接種方法】
・対象の方には令和7年4月に予診票を送付しています。直接医療機関へ予約し、接種してください。
※接種日時点で大口町外へ転出している場合、大口町の予診票は使えません。転出先の住所地へご相談ください。
・町民税非課税世帯や生活保護世帯の方は、事前申請により自己負担金が免除されます。
健康課(保健センター)窓口にて申請をしてください。
持ち物:帯状疱疹予防接種予診票、本人確認書類(マイナンバーカード・マイナ保険証・運転免許証等)
※ただし、令和7年1月2日以降に転入した方は前住所地の非課税証明書が必要です。
【実施医療機関】
大口町医療機関【PDF92KB】
扶桑町医療機関【PDF149KB】
江南市医療機関【PDF236KB】
犬山市医療機関【PDF201KB】
上記以外の愛知県内医療機関で接種を希望される場合は、愛知県広域予防接種制度を利用し、定期接種をすることができます。その場合、愛知県広域予防接種連絡票及び予診票を発行しますので、接種する1週間ほど前までに、健康課(保健センター)で申請をお済ませください。
<窓口にて申請する場合>
【持ち物】
・送付された「帯状疱疹予防接種予診票」
・申請者の本人確認書類(マイナンバーカード・マイナ保険証・運転免許証等)
<郵送により申請する場合>
【必要書類】
・愛知県広域予防接種連絡票及び予診票発行申請書
・送付された「帯状疱疹予防接種予診票」
・申請者の本人確認書類のコピー(マイナ保険証・運転免許証等)
※愛知県広域予防接種連絡票及び予診票発行申請書ダウンロードはこちらから(PDF 104KB)
帯状疱疹ワクチン助成事業(任意接種)について
この助成事業は、予防接種法に基づかない任意接種になりますので、予防接種の効果や副反応等をご理解いただいた上で接種の判断をしてください。
【対象者】
・申請日および接種日において、大口町に住民票のある50歳以上の方
・過去に帯状疱疹予防接種の費用助成を受けたことがない方
(過去に本事業の助成を受けた方、定期接種を受けた方は対象外です。また、任意接種を受けると、定期接種の対象外となります。)
・接種不適当者に該当しない方
【助成期間】
令和7年4月1日〜令和8年3月31日
【助成金額】いずれか一方のワクチンを選んでください。
乾燥弱毒生水痘ワクチン(生ワクチン) 4,000円
乾燥組み換え帯状疱疹ワクチン(不活化ワクチン)1回につき10,000円(合計2回接種)
【助成方法】
A.町内医療機関(下記実施場所)で接種を受ける場合
1.接種するワクチンの種類を決め、接種前に健康課(保健センター)の窓口にて、助成の申請をする。
【持ち物:本人確認書類(マイナンバーカード、各種保険証、運転免許証等)】
2.約1週間後、健康課から申請者に「接種費用助成券」が送付される。
3.下記の医療機関に直接予約をする。
4.医療機関で接種を受け、予防接種費用から助成金額を差し引いた額を支払う。(予防接種費用は医療機関によって異なります。)
【持ち物:マイナ保険証、自己負担金、健康課が発行する「接種費用助成券」】
<以下、不活化ワクチン2回目を接種する場合のみ>
※1回目接種後2〜6か月の間隔で接種します。この期間以外で接種した場合は助成できません。
5.1回目の接種後に再度2回目費用助成の申請をする。
【持ち物:本人確認書類、1回目の接種日がわかるもの】
6.約1週間後、健康課から申請者に「接種費用助成券」が送付される。
7.医療機関で2回目の接種をうけ、予防接種費用から予防接種費用から助成金額を差し引いた額を支払う。(予防接種費用は医療機関によって異なります。)
【持ち物:マイナ保険証、自己負担金、健康課が発行する「接種費用助成券」】
<実施場所>
大口町内協力医療機関【PDF28KB】
B.町外医療機関で接種を受ける場合
1.町外医療機関で予防接種を受け、接種費用を全額支払う。(予防接種費用は医療機関によって異なります。)
2.健康課で接種費用の償還払い手続きをする。(接種した日の同一年度内3月31日までにご申請ください。)
【持ち物:本人確認書類、領収証明書※、通帳(申請者のもの)】
※領収証明書には接種日・接種したワクチン・接種費用の記載があること。
記載がない場合には明細書等接種ワクチンとその費用がわかる書類も必要です。
3.後日健康課から決定通知書が送付される。
4.1か月以内に指定口座へ助成金が振り込まれる。(記帳してご確認ください。)
※不活化ワクチンを接種する場合、2回目は1回目接種後2〜6か月の間隔で接種します。この期間以外で接種した場合は助成できません。
【接種方法】

更新日 2025年9月30日