第2章 大口町の状況

第2章 大口町の状況

1 大口町はどんな町

(1)位置及び面積


大口町は愛知県の西北部に位置しています。東西約3.6km、南北約6.1km、総面積13.58km2です。北は扶桑町、北東は犬山市、北西から西は江南市、南から南東は小牧市に接しています。
名古屋市より直線距離にしてわずか18kmの近郊地域に位置しますが、五条川をはじめとした恵まれた自然や広大な田園地帯が広がることから、良好な環境を有する住宅地として魅力が高まっています。
町中央部を国道41号が南北に走るとともに、周辺には名神高速道路、東名高速道路、中央高速道路がネットワークを形成しています。


(2)自然


大口町は犬山扇状地の東南部に位置し、北端の海抜40mから南端の海抜15m、ゆるい傾斜になっています。地質は木曽川からの土砂の堆積による沖積層をなし、耕作に適したものとなっています。
気候は、夏は雨量が多く、冬は乾燥する太平洋岸気候です。年間を通じて比較的温暖であり降雨量も適量です。
12月に入ると「伊吹おろし」と呼ばれる冷たく乾いた強い北西風が吹き、寒さが厳しくなります。

(3)くらしの移り変わり


昭和30年代はじめ民成紡織(株)(現在豊田紡織(株))が進出して以降、積極的な工場誘致施策を展開したことから、純農村地帯であった大口村に繊維、機械、金属などの工場が次々と進出し、工場のある農村へと変貌しました。
昭和37年調和の取れた地域の開発を施策の基本とし町制を施行しました。国の産業の大動脈である東名・名神高速道路及びこれに接続する国道41号が開通し、産業地域としての立地条件が次第に整備され、田園地帯に散在する工場群は、住民の生活を支え、安定した生活基盤のある町として国際化、高度情報化を進め、豊かな自然環境とともに調和の取れた魅力ある町となっています。

作成日 2010年4月5日