この健康おおぐち21計画づくりは、「健康づくりの主役は住民」「健康づくり=町づくり」と捉えたヘルスプロモーションの考えを基に、策定委員会、検討委員会、検討部会を設置してすすめられました。(資料編参照)
検討部会では、住民と役場職員がそれぞれの立場や価値観を持ちつつ一人の生活者としての目線で、個人の健康・家族の健康、地域の健康、町の健康について話し合いを重ねてきました。その中で熱く語られた様々な思いや、夢を形にするためにはどうしたらよいか?そして私たち大口町の目指す姿とともに、「自分は何ができるのか」「地域・団体では何ができるのか」「行政は何ができるのか」を検討しました。
また、計画づくりを通して、人と人とのふれあいや、お互いを理解し合う気持ちが得られ、これからの自分たちの健康づくり活動の実践への第一歩となることをねらいとしました。
1 こんな「健康おおぐち」にしたいね!(大目標)
この計画を策定するにあたり、「健康おおぐち21」のめざす姿を検討部会員それぞれが思い描き、「こんな『健康おおぐち』にしたいね」という一人ひとりの「思い」や「願い」を集め、大目標として掲げました。



ことば |
込めたい思い・願い |
健康で |
- あらゆる健康段階の人が、個々にあった自ら望む健康を
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笑顔の
おおぐち |
- 気持ちのよい声かけの交わせる町
- ただ「あいさつ」をするだけでなく、「笑顔で心のこもったあいさつ」をすることが大切
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今日も元気
明日も元気 |
- 元気の源は「食事」「運動」「こころ」
- 希望をもって前向きに
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また、大口町の目指す姿(大目標)の背景となるキーワードを、以下の3点にまとめました。
- 『そうだ ゆっくりいこう(※1)』
- 『声かけて 声かけられて(※2) 広がる輪(※3)』
- 『生きる限り 動き通せて(※4) おかげさま(※5)』
ことば |
込めた思い・願い |
ゆっくりいこう
(※1) |
- 年代や個人によって何を「ゆっくり」かは自由に思い描いてほしい
- 人によって「ゆっくり」の思いが異なるため、無理に人に合わせるのではなく、自分のペースをもってほしい
- 食べる、動く、生きるスピードをゆっくりとって「心のゆとり」をもってほしい
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声かけて
声かけられて
(※2) |
- 支え、支えられて、お互いがお互いを気づかえる「健康なこころ」をもってほしい
- あいさつより一歩ふみこんだ「声かけ」で、心が通じ合う関係をつくってほしい
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広がる輪
(※3) |
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生きる限り
動き通せて
(※4) |
- 自分の人生を「最期まで自分の力で生きたい」というみんなの願いを込めて
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おかげさま
(※5) |
- 自分の力だけでなく、人の力があっての人生
- 人が生きるために重要な人と人とのつながりを言葉で表したい
- 人の傷み、悲しみを受け入れる気持ちや心の広さをもってほしい
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作成日 2010年4月5日