第5章 取り組みを評価するために

第5章 取り組みを評価するために
本計画の実施期間は、2004年度(平成16年度)から2012年度(平成24年度)までの9年間とし、なお、社会情勢の変化等に対応するために4年後の2008年(平成19年度)に評価を行い、計画を見直しします。また、できうる限り単年度でも事業に対しての評価を実施し推進状況の把握に努めます。
「保健計画策定マニュアル」(藤内・岩室 著)によれば、保健計画の評価は、経過評価、影響評価、結果評価という3段階で評価されます。以下に3段階の評価を列記します。

1) 経過評価

事業の実施計画についての情報をもとに評価
  1. 計画に盛り込まれた事業が、計画通りに開始されているか。
  2. 事業やサービスの利用状況はどうか。
  3. 利用者の反応はどうか。
  4. 事業に関わったスタッフや関係者の反応はどうか。
  5. 関係機関や関係団体における取り組みはどうか。
  6. 関係機関との連携はどう変わったか。

2) 影響評価

事業の実施が、課題を評価するための要因にどんな影響を及ぼしたかにより評価
  1. 住民の知識や態度、価値観が変化したか。
  2. 健康的な生活習慣を実践するための技術を習得できたか。
  3. 周囲の支援が得られやすくなったか。
  4. 健康的な生活習慣や保健行動を実践するための社会資源が利用しやすくなったか。
  5. 生活習慣や保健行動に影響を及ぼす環境要因が改善されたか。
  6. 住民の生活習慣や保健行動が改善されたか。

3) 結果評価

計画策定の際に設定された健康問題や住民のQOLが改善されたかを評価します。
  1. 当該の疾患の罹患率や有病率、死亡率などが改善したか。
  2. 客間的及び主観的な健康度は改善したか。
  3. QOLを評価するための指標は改善したか。

以上を参考にしながら、大口町の状況に即して、評価を進めて行きたいと思います。

作成日 2010年4月5日