第4章 計画推進に向けて

第4章 計画推進に向けて

1 運動分野

「体力の衰えは感じるけど、なかなかできない」「仲間とのおしゃべりが楽しいから、続けられる」「歩いていると、暇そうにみられる」。生活を振り返り話し合う中で、“何のために運動が必要なのか"に気づき、みんなが運動できるためにどうしたらよいか検討していきました。
取り組みを考えていく上で、今ある施策について情報を集めてみると、行政や住民団体の運動に関する取り組みは既にたくさんのものがありました。また、運動施設にも恵まれています。しかし、それを多くの人に上手に活用していただくためには、周知方法の工夫が求められます。便利な世の中になり、健康を保てる運動量に到底足りない人が増えています。筋力や代謝は徐々に落ちていくために、あまり問題を感じずに過ぎていく人が多く、平成13~15年度の実態調査では、意識的に運動を心掛けている人は、30歳代では約3割程度でした。検討部会の話し合いからも、40歳代は何となく体の衰えを感じ、50~60歳代ではっきりと自覚し、そこから運動を意識する人が増えていく様子がうかがえます。また、働くことが美徳で歩いていると暇そうにみられるなど、健康づくりのための運動がしにくい地域もあり、環境づくりとして地域の人々の意識を変えていくことも大切なことです。
体を動かし運動することは、心と体に良い影響を与え活力を持って生活していくための基盤になります。意識しないと運動しにくい今だからこそ、一人でも多くの大口町の人々が、老いも若きも自分の体に耳を傾け、自分に合った方法で楽しく体を動かせることが大切ではないでしょうか。
これらのことを踏まえ、以下の3つを「運動」の目標として掲げました。

運動分野計画






 

作成日 2010年4月5日