2 食生活分野

2 食生活分野
健康を保つために食生活は大切なものですが、健康でいたいけれど「おいしいもの、好きな物は好きなだけ食べたい」という傾向もあります。健康実態調査からは、油の多いものやたんぱく質の摂り過ぎ、野菜不足が目立ち、塩分も多く摂取している傾向がみられ、生活習慣病につながる食習慣の問題があがってきました。また、20歳・30歳代の人達に欠食が多いことも将来の健康が危惧されます。
話し合いの中でも「つい、つくり過ぎてしまう」「多いと思っても全部食べてしまう」「野菜は大切」などの意見がありました。食事をつくる側の人は「おいしかった、満足」の声が聞きたい、食べる側の人は「味が濃い、ボリュームがあり過ぎ」とは言いにくい等、食事を通してお互いのコミュニケーションの不足があることがわかりました。また、相手にとって必要な量や自分にとって必要な量を知らないで、作っている、食べているといった知識不足からの弊害も浮かび上がってきました。
食べたい物は何でも手に入る現代、健康を考えた安全で楽しい食生活を送るためには、まずは「自分にとって何がどれくらい必要なのか」を選択できる力を持つことが必要となります。自分の体や食に関心を持ち、まず親世代が、食生活を見直していくことが大切です。そして、これを家族や地域・学校を通して子ども世代へ伝承していくことが私たちに果せられた役割ではないでしょうか。
これらのことを踏まえ、以下の4つを「食生活」の目標として掲げました。

運動分野計画






 

作成日 2010年4月5日